お知らせ
80号ができました。
いつも『鬼ヶ島通信』をお読みいただき、ありがとうございます。70+10号発刊が予定より遅れてしまい申し訳ありません。まずはお詫びを申し上げます。
今号では、記念号ということで、これまで寄稿していただいた作家・画家のみなさんや元同人・元編集員のみなさんにお言葉をいただきました。その一つ一つに鬼の歩んできた足跡を見る思いがして、懐かしさとともに、たいへんに励まされました。今の編集部を代表してあらためてお礼を申しあげます。
また今回の特集テーマ「虫」にも、はたこうしろうさん、内田麟太郎さん、松田奈那子さん、おくやまゆかさん、山崎ひろしさん、ひこ・田中さん、おくはらゆめさん、菅野雪虫さん、舘野鴻さん、多くの作家のみなさまが素晴らしい原稿をお寄せくださいました。合わせて鬼カフェの別邸として、養老孟司先生と映像ディレクターの伊藤弥寿彦さんによる示唆に富む対談「養老先生と虫について話してみた」も収録していますので、お読みいただけたらと思います。
引き続き、連載では、石井睦美さん、山本悦子さん、野上暁さんもご注目ください。
さて、世界的なコロナ禍もようやく落ち着いて、少しずつですが以前のような日常が戻ってきました。ただ、それと連動するように世界的な物価高による生活の不安や、LGBTQや格差問題がクローズアップされてきました。またロシアのウクライナへの侵略などあらためて「平和」についても考えていかなくてはならないでしょう。
鬼ヶ島通信は、今後も子どもの文学の可能性を広げる場として、今の時代と向き合い、どんなことを発信していけばよいか模索しながら、頑張っていきます。 今後とも、ご支援のほど、どうぞよろしくお願い致します。
『鬼ヶ島通信』編集長 那須田 淳
80号は、6月中旬に発送の予定です。
80号は、ただいま制作中です。予定より少し遅れての発刊になるので、お届けは6月中旬ごろになると思います。お待たせして申し訳ありません。もうしばらくお待ちください。
79号ができました。
お待たせしています。
79号は完成して、現在、印刷中です。お届けは12月10日過ぎになるかと。
今回の素敵な表紙・扉絵を手がけてくださったのは、後藤貴志さんです。ちょっぴり未来を感じさせてくれる楽しい絵ですね。この鬼っ子はどこかにお出かけ中なのでしょうか。
さて今回の特集は「遊び」。
歴史学者ホイジンガの、人間とは「ホモ・ルーデンス=遊ぶ人」のことである、という言葉を持ち出すまでもなく、わたしたちと「遊び」は深い関係がありますよね。
でも、この「遊び」は、心のどこかに「余裕」がなければ失ってしまうものなのかもしれません。3年以上もつづくコロナ禍で、あるいはウクライナ戦争などの世界情勢の不安の中で、この余裕が少しずつ蝕まれてしまっているのではないか、そんな怖さを感じてもいます。
そこであらためて子どもの世界にとっての「遊び」に注目し、その大切さについて考えてみたいと思った次第です。
ただ「遊び」と言っても、ごっこ遊びやゲームもあれば、物語やファンタジーの「空想する」「想像する」という概念からのアプローチもあるでしょう。自らの子ども時代の記憶、あるいは今の時代ならではの遊びもあるでしょう。
あなたはキーワードとしての「遊び」からどんなことを思い浮かべますか?
さて、この特集には、はやみねかおるさん、いとうひろしさん、はたこうしろうさん、内田麟太郎さん、ひこ・田中さん、
松岡達英さん、市川宣子さん、北川佳奈さん、鬼の編集委員のみうらかれんと、「遊び」ならはずせない? と思う多くの
作家やイラストレーターのみなさんに寄稿していただきました。
また鬼カフェでは、編集長と鬼の作家、柏葉幸子や、片川優子、みうらかれんや編集者のみなさんとも「遊び」についてあれこれ話しました。ぜひお読みいただけたらと思います。
往復書簡には、石井睦美さんにご登場いただき、山本悦子さんや石井睦美さん、野上暁さん、柏葉幸子や那須田の連載も。道場の審査結果の発表も含めて、どうぞお楽しみに。
ご購読のお申し込みは、事務局までメールでどうぞ。
この号のみでも販売しておりますのでこの機会に読んでみたいと思われる方も、ぜひ。
まだまだコロナ禍も続きますが、みなさんどうぞお気をつけて!!
鬼ヶ島通信編集長
那須田淳