お知らせ
80号は、6月中旬に発送の予定です。
80号は、ただいま制作中です。予定より少し遅れての発刊になるので、お届けは6月中旬ごろになると思います。お待たせして申し訳ありません。もうしばらくお待ちください。
79号ができました。
お待たせしています。
79号は完成して、現在、印刷中です。お届けは12月10日過ぎになるかと。
今回の素敵な表紙・扉絵を手がけてくださったのは、後藤貴志さんです。ちょっぴり未来を感じさせてくれる楽しい絵ですね。この鬼っ子はどこかにお出かけ中なのでしょうか。
さて今回の特集は「遊び」。
歴史学者ホイジンガの、人間とは「ホモ・ルーデンス=遊ぶ人」のことである、という言葉を持ち出すまでもなく、わたしたちと「遊び」は深い関係がありますよね。
でも、この「遊び」は、心のどこかに「余裕」がなければ失ってしまうものなのかもしれません。3年以上もつづくコロナ禍で、あるいはウクライナ戦争などの世界情勢の不安の中で、この余裕が少しずつ蝕まれてしまっているのではないか、そんな怖さを感じてもいます。
そこであらためて子どもの世界にとっての「遊び」に注目し、その大切さについて考えてみたいと思った次第です。
ただ「遊び」と言っても、ごっこ遊びやゲームもあれば、物語やファンタジーの「空想する」「想像する」という概念からのアプローチもあるでしょう。自らの子ども時代の記憶、あるいは今の時代ならではの遊びもあるでしょう。
あなたはキーワードとしての「遊び」からどんなことを思い浮かべますか?
さて、この特集には、はやみねかおるさん、いとうひろしさん、はたこうしろうさん、内田麟太郎さん、ひこ・田中さん、
松岡達英さん、市川宣子さん、北川佳奈さん、鬼の編集委員のみうらかれんと、「遊び」ならはずせない? と思う多くの
作家やイラストレーターのみなさんに寄稿していただきました。
また鬼カフェでは、編集長と鬼の作家、柏葉幸子や、片川優子、みうらかれんや編集者のみなさんとも「遊び」についてあれこれ話しました。ぜひお読みいただけたらと思います。
往復書簡には、石井睦美さんにご登場いただき、山本悦子さんや石井睦美さん、野上暁さん、柏葉幸子や那須田の連載も。道場の審査結果の発表も含めて、どうぞお楽しみに。
ご購読のお申し込みは、事務局までメールでどうぞ。
この号のみでも販売しておりますのでこの機会に読んでみたいと思われる方も、ぜひ。
まだまだコロナ禍も続きますが、みなさんどうぞお気をつけて!!
鬼ヶ島通信編集長
那須田淳
78号ができました!!
78号を刊行しました。
今回の楽しい表紙・扉絵を手がけてくださったのは、
今中信一さんです。
これからの季節にぴったりの躍動感あふれる元気な鬼です!!
さて今回の特集は「スポーツ」。
二年以上続くコロナ禍の中で、私たちはあれこれたくさんの制約を
受けながら日々を送ってきましたが、「スポーツ」もできなかった
ものの一つに違いありません。
子どもたちにとってそれがどんなに大切なものか、その奪われた
ものがどんな意味があるのか、そんなことを模索しながら、
子どもの本というくくりの中でみつめてみたいと思い、テーマとしたのです。
鬼のカフェでは、作家の樫崎茜さんにオンラインでおいでいただき、
編集長と編集委員の片川優子のふたりでこの「スポーツ」をテーマにお話を
伺いました。
また、コロナ禍が続く中で、この2月末には恐ろしい出来事がありました。
ロシアによるウクライナ侵攻です。これは侵略あるいは戦争というべき
事態で、戦死者とともに多くの避難民もうみ、地球全体を震かんさせました。
そんな中、ウクライナの隣国スロヴァキアにお住まいで、難民家族を
ご自宅に受け入れた画家、降矢奈々さんが特別寄稿としてマンガエッセイを
本誌に緊急寄稿してくださったので、こちらもぜひ、ご一読ください。
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この号のみでも販売しておりますのでこの機会に読んで
みたいと思われる方も、ぜひ。
コロナ禍のほうは夏にむけ、落ち着きを少しずつ取り戻してきました。
新しい日常が始まる予感の中で、足元をみつめつつ、世界で何が起きているのか
を考えながら、暮らしていきたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
鬼ヶ島通信編集長
那須田淳